分 析
国内・海外の分析所と共同して,岩石,鉱物,土壌,鉱石等の地質試料を対象とした室内試験を実施しております。
化学分析
蛍光X線(XRF),誘導結合プラズマ質量分析計(ICP-MS),誘導結合プラズマ発光分光計(ICP-AES)などの分析機器を用いて,試料中の主要成分や微量成分(金,銀,レアメタル,レアアース等),同位体組成の濃度を調べます。 この他に,電子線マイクロアナライザ(EPMA)による試料表面の元素の定性分析や面分析(元素分布濃度),放射年代測定(K-Ar法,U-Pb法,Rb-Sr法など)も行います。
熱水性鉱床の鉱石
銅,鉛,亜鉛などの鉱石
顕微鏡観察
岩石や鉱石の顕微鏡観察用の試料を作成し,偏光顕微鏡で観察して鉱物組成や組織を鑑定します。岩石種類を決定したり,鉱石に含まれる鉱物の同定に有効です。
花崗岩の偏光顕微鏡写真
鉱石の反射顕微鏡写真
X線回折試験
試料を粉末にしてX線を照射し,測定された回折チャートから岩石等の試料に含まれる鉱物を同定します。金属資源探査や地熱調査においては,変質岩に含まれている粘土鉱物の同定に有効です。
地熱地帯の変質粘土のX線回折チャート
岩石の物性測定
岩石が持つ比抵抗,充電率,帯磁率などを測定します。金属資源探査や地熱調査においては,金属鉱物の量や岩石の変質の強さを評価するのに利用されています。
岩石の比抵抗と充電率の測定
岩石の帯磁率測定
微化石鑑定
岩石や海底堆積物に含まれる有孔虫,放散虫,珪藻の種類を同定することにより,相対年代や堆積環境を推定することが出来ます。
有孔虫とナンノ化石の時代
モード測定
岩石薄片を作成し,顕微鏡下で岩石の構成鉱物を同定し,各鉱物の含有量(面積比)を求めます。
流体包有物試験
岩石や鉱石が形成されたときに閉じ込められた流体を調べることにより流体が取り込まれた時の温度や圧力,流体濃度などを知ることが出来ます。
お問い合わせ・ご注文
住鉱資源開発株式会社
資源環境調査部
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