溶射パウダー･溶射トーチ
弊社の溶射パウダーはニッケルを基本に配合した粉末金属にタングステンカーバイドとコバルトを混合することで耐摩耗性と熱安定性を実現させております。このパウダーを表面硬装材としてして使用することで、摩擦部分の耐久性を向上させメンテナンス費用を削減します。
溶射パウダーの吹付には専用の酸素-アセチレン燃焼ガス用「溶射トーチ」(下段参照)を使用することで、吹付面を加熱した状態から吹付が可能です。溶射パウダーは溶射金属ボトルをトーチのホッパーに取り付けることで開閉レバーで調整しながら噴射させることが出来ます。
溶射トーチ
溶射対象に合せてノズルと吹管の変更が可能です。標準セットには、単孔ノズル(20・40)2種類、多孔ノズル(40)1種類が付属しております。
注）ノズルサイズに合わせた吹管をご使用ください。
標準セット
付け替え用ノズル（オプション）
| ノズルサイズ | タイプ | 孔径 |
|---|---|---|
| 6 | 単孔 | 1.07ｍｍ |
| 9 | 単孔 | 1.32ｍｍ |
| 15 | 単孔 | 1.50ｍｍ |
| 20* | 単孔 | 1.85ｍｍ |
| 20 | 多孔 | 1.02ｍｍ×3孔 |
| 40* | 単孔 | 2.49ｍｍ |
| 40* | 多孔 | 1.02ｍｍ×7孔 |
| 55 | 多孔 | 1.02ｍｍ×9孔 |
*標準セット付属ノズル
溶射パウダー
販売容量：500 g/本（粉末金属用ボトル）
溶射パウダー使用量の目安（参考値）
・溶射厚0.5㎜の場合の使用量は、およそ0.7g/cm2
・ボトル1本(500g)の溶射範囲は溶射厚を2.0mmとした場合、180cm2程度。
溶射パウダーは粉末金属のボトルをトーチに接続してお使い下さい。
代表成分表
| 商品名 | 成分(％) | 硬度
HRC |
|||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| C | Si | Cr | Fe | B | W | Co | Ni | ||
| 溶射パウダー
HG-1660 |
3.2 | 2.2 | 7.5 | 1.8 | 1.6 | 41.3 | 6.0 | 36.4 | 60以上 |
使用時のガス圧･酸素圧には十分注意の上、ご使用下さい。
溶射パウダーは労働安全衛生法の改正（平成28年6月1日施行）により リスクアセスメントの実施義務の対象物質となりました。ご不明な点がございましたら、お気軽にお電話ください。
（掘削機材販売グループ：03-5405-2172）
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